サーバーの基本!
2024/05/09
サーバー障害とは?予防策について
サーバー障害について正しく理解し、適切な対策を行う必要があります。
サーバー障害とは
サーバー障害とは、サーバーが予期せず機能しなくなる状態を指します。
これは、ハードウェアの故障、ソフトウェアの不具合、アクセス集中、サイバー攻撃、ヒューマンエラー、
またはクラウドプラットフォームの障害などによって引き起こされます。
サーバー障害は、ビジネスの中断やデータ損失などの深刻な影響を引き起こす可能性があります。
サーバー障害の原因
サーバー障害が起きる主な原因としては以下のようなものがあります。
・ハードウェアの故障
物理的なパーツの不具合により、サーバーが正常に機能しなくなるケースです。
長期間交換していなかったりする場合に故障しやすくなります。
・ソフトウェアの不具合
インストールされたソフトウェアやOSの問題により、サーバーが安定性を失うケースです。
・アクセス集中
サーバーに過剰なアクセスが集中し、処理能力を超えた負荷が発生するケースです。
リクエストを処理しきれずにサーバーの動作が遅くなる、もしくは一時的に機能が停止する場合があります。
・サイバー攻撃
外部からの攻撃により、サーバーがダウンすることもあります。
代表的なものはサーバーに大量のデータを送りつけるDoS攻撃・DDoS攻撃です。
・ヒューマンエラー
開発者や管理者のミスにより、サーバーに障害が生じる場合もあります。
たとえばコーディングのバグや運用における作業ミスなどです。
・クラウドベンダーの障害
AWSなど利用しているプラットフォームでの障害により、サービスに影響が生じるケースもあります。
この場合はベンダーによるシステム復旧を待つしかありません。
サーバー障害の予防策
サーバー障害のリスクは大きいため、未然に防ぐことが重要です。効果的な予防策について解説します。
・運用・監視体制の整備
サーバーの運用と監視を強化し、稼働状況や問題の兆候を監視し、必要なメンテナンスを実施します。24時間365日の運用監視体制を整え、異常時には迅速に通知する監視ツールを導入します。
・サーバーの冗長化
サーバー障害時にもサービスを中断させないために、予備のサーバーやシステムを用意し、即座に切り替える冗長化構成を導入します。
・負荷分散
アクセスが集中による過剰な負荷を回避するため、ロードバランサーなどを利用してアクセスを複数のサーバーに分散させ、過剰な負荷を回避します。
また、CDNを活用することで、アクセスの分散と高速なコンテンツ配信を実現します。
・サイバー攻撃への対策
サーバーにソフトウェアの脆弱性対策や不正アクセスの検知・遮断、ログ監視などのセキュリティ対策を施し、サイバー攻撃に備えます。DDoS対策やWAFの導入も検討しましょう。
・バックアップの取得
重要なシステムやデータのバックアップを定期的に取得し、サーバー障害時に備えます。ディスクの故障に備えて外部ストレージやクラウドへのバックアップを活用し、迅速な復旧を可能にします。
まとめ
サーバーに障害が発生すると、企業にとって様々なリスクが生じます。
安定した運用を確保するためには、適切な対策を講じた上で監視・運用体制を整えることが不可欠です。
業務負荷を軽減しつつサービス品質を維持するためには、サーバー運用業務を外部へアウトソースすることが有効です。ぜひ一度検討してみてはいかがでしょう。
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