2024/09/02

無線LANの速度を改善するには?

無線LAN

Wi-Fiの速度が遅くてイライラする、そんな経験はありませんか?動画が途切れたり、オンラインゲームがラグったりすると、快適なインターネットライフが楽しめませんよね。

この記事では、無線LANの速度を改善したいと考えているあなたに向けて、効果的な対策を分かりやすく解説します。ぜひ参考にして、快適なネット環境を取り戻しましょう!

なぜWi-Fiの速度が遅くなるのか?

さっそく、無線LANの速度が遅くなってしまった原因を突き止めましょう! Wi-Fiの速度が遅くなる原因は様々です。主な原因としては、以下のものが挙げられます。


①電波干渉

2.4GHz帯の混雑

Wi-Fiルーターは、2.4GHz帯と5GHz帯の電波を使用しますが、2.4GHz帯は電子レンジ、Bluetooth機器、コードレス電話など、様々な家電製品が使用する周波数帯でもあります。これらの機器が同時に電波を発すると、Wi-Fiの電波と干渉し、速度が低下したり、接続が不安定になることがあります。

近隣住民のWi-Fi

近隣住民が同じ2.4GHz帯を使用している場合も、電波干渉が起こりやすくなります。

金属製の物体

金属製の家具や壁は電波を遮断したり、反射したりするため、ルーターの近くに金属製の物体があると、電波が弱まることがあります。


②距離と障害物

電波の減衰

Wi-Fiの電波は距離が離れるほど減衰します。壁や天井などの障害物も電波を遮断するため、ルーターから離れた部屋や、壁の数が多くなるほど、速度が低下します。

電波の回析

電波は障害物の陰に回り込む性質(回折)がありますが、障害物が大きいほど回折しにくくなり、電波が届きにくくなります。


③接続機器が多い

帯域幅の共有

Wi-Fiルーターは、複数の端末に同時に接続できますが、利用できる帯域幅は限られています。接続する端末が増えるほど、1端末あたりの帯域幅が少なくなり、速度が低下します。

パケットの衝突

複数の端末が同時に大量のデータを送受信しようとすると、パケットが衝突し、再送が必要になることがあります。これにより、ネットワークの遅延が増加します。


④ルーターの性能

処理機能

ルーターの処理能力が低い場合、多くの端末からの接続や、大容量のデータ転送に対応できず、速度が低下します。

アンテナ

ルーターのアンテナ性能が低い場合、電波の届く範囲が狭くなったり、電波強度が弱くなったりします。

規格

古い規格のルーターは、最新の高速通信規格に対応しておらず、速度が遅くなることがあります。


⑤回線の契約速度

回線速度の限界

Wi-Fiの速度は、契約しているインターネット回線の速度に制限されます。回線速度が遅い場合は、いくらWi-Fi環境を改善しても、速度向上は期待できません。

無線LANの速度改善対策は?

これらの原因を踏まえ、Wi-Fiの速度を改善するための具体的な方法をご紹介します。


①ルーターの設置場所を見直す

理想的な設置場所

部屋の中心部、高い位置(天井に近い)、壁から離れた場所が理想です。

避けるべき場所

金属製の棚や冷蔵庫の近く、電子レンジなどの電波干渉源の近く、窓際(外からの電波干渉の可能性あり)は避けるようにしましょう。

電波の向き

一部のルーターでは、アンテナの向きを調整できる場合があります。説明書を参考に、電波を発したい方向に向けてみましょう。


②チャンネルを変更する

チャンネルの選び方

ルーターの設定画面で、自動チャンネル選択ではなく、手動でチャンネルを選ぶように設定します。Wi-Fi Analyzerなどのアプリを使って、周囲の電波状況を確認し、混雑していないチャンネルを選びましょう。

2.4GHz帯

1〜13チャンネルが一般的ですが、国や地域によって使用できるチャンネルが異なります。

5GHz帯

多くのチャンネルが利用できますが、5GHz帯に対応している機器である必要があります。


③2.4GHz帯と5GHz帯を使い分ける

使い分けのポイント

2.4GHz帯→IoT機器、スマートスピーカーなど、それほど高速な通信を必要としない機器

5GHz帯→PC、ゲーム機、動画ストリーミングなど、高速な通信を必要とする機器


④中継器やメッシュWi-Fiシステムを導入する

中継器

電波が届きにくい部屋に中継器を設置することで、電波の届く範囲を広げることができます。

メッシュWi-Fiシステム

複数のアクセスポイントを連携させることで、家中をシームレスにカバーすることができます。


選ぶポイント

カバー範囲

部屋の広さや間取りに合わせて、適切なカバー範囲を持つ製品を選びましょう。

スループット

複数の端末が同時に接続しても、快適に利用できるだけのスループットがあるか確認しましょう。


⑤ルーターを買い換える

買い換えのタイミング

・ルーターが古い

・接続する端末が増えた

・高速なインターネット回線に乗り換えた

・Wi-Fiの規格が変わった


選ぶ際のポイント

・Wi-Fiの規格:Wi-Fi 6 (802.11ax)など、最新の規格に対応しているか。

・アンテナ数:アンテナ数が多いほど、電波の広がりや安定性が高まります。

・機能:MU-MIMO、ビームフォーミングなどの機能が搭載されているかも見ておく必要があります。


⑥接続機器を減らす

接続機器が多いと回線速度が落ちる場合があるため、減らしてみるのも良いでしょう。

不要な機器の接続を切る

スマートフォン、タブレット、スマート家電など、頻繁に使用しない機器は、電源を切るか、Wi-Fiから切断しましょう。


バックグラウンドでのデータ通信

アプリによっては、バックグラウンドで常にデータ通信を行っている場合があります。不要なアプリは停止させましょう。


⑦有線LANで接続する

有線LANのメリット

・速度が安定している

・干渉を受けにくい

・大容量のデータを転送する際に有利


有線LANのデメリット

・配線が面倒

・設置場所が固定される

正しい原因を特定せずして、無線LANの速度がが遅くなったという問題の改善は成し得ない!

この記事では、無線LANの速度が遅い!という問題の解決を目的として、原因はどんなものがあるのか、解決策は何かということについてご紹介させていただきました。

無線LAN速度が遅くなる原因は様々で、複合的に重なっています。

無線LANの速度が遅いことの解決は、その原因を知り、その原因を正しく特定し、正しい解決策を講じなければ達成することができません。

上記のような対策をご自身の環境に合わせて、一つずつ試してみてください。


自社におけるネットワークの速度が遅い!という問題の正しい原因を調査したい方は、こちらをご覧ください!

まとめ