2024/09/19

HPのデザインが崩れる

「せっかく作ったウェブサイトのデザインが崩れてしまって困っている…」


そんな経験はありませんか? ウェブサイトのデザインが崩れる原因は、一つではありません。複数の要素が複雑に絡み合っていることが多く、原因を特定するのが難しい場合もあります。

ウェブサイトのデザインが崩れる原因を特定し、適切な対策を行うことで、意図した通りの美しいウェブサイトを実現できます。

この記事では、ウェブサイトのデザインが崩れる原因と、その解決策について解説します!

HPのデザインが崩れてしまう理由は?


HPのデザインが正しく表示されるには、いくつかのステップがあり、それらが機能して初めて崩れることなく、きれいなデザインのHPを閲覧することが出来ます。 逆に、HPのデザインが崩れている場合、それらの条件が満たされていないことが原因として考えられます。

HPのデザインが崩れることなく表示されるためのステップは、以下の通りです。


①サーバーからユーザーの端末へ、すべてのファイルが正しく転送される

②ブラウザがこれらのファイルを読み込み、HTML、CSS、JavaScriptなどのコードを解釈する

③解釈された情報に基づいて、ブラウザが画面上にデザインをレンダリングする


この一連の過程で、どこかに問題が発生すると、デザインが崩れてしまう可能性があります。

HPのデザインが崩れてしまう原因を突き止めましょう!


では、具体的な原因としてはどんなものがあるのでしょうか?ここでは特に3つの原因をピックアップして解決します!


1. HTMLやCSSの記述ミス


タグの閉じ忘れ: HTMLタグは必ず閉じることがルールです。閉じ忘れがあると、ブラウザがコードを正しく解釈できず、表示が崩れてしまいます。


属性の誤り: タグに付与する属性(classやidなど)の記述ミスも、表示に影響を与えます。


CSSのセレクタミス: CSSで指定する要素(セレクタ)が間違っていると、意図したスタイルが適用されません。


HPを家に見立てると、HTMLやCSSは設計図のようなものです。この設計図に不備があると、それをもとに作られる家(HP)は歪んでしまいます。

2.画像やフォントの読み込みエラー


画像のパスが間違っている: 画像ファイルのパスが間違っていると、画像が表示されず、レイアウトが崩れることがあります。

フォントファイルの読み込みエラー: 指定したフォントファイルが見つからない場合、デフォルトのフォントで表示され、意図したデザインにならないことがあります。

3.ブラウザの互換性の問題


同じHTMLやCSSのコードでも、ブラウザによって表示結果が異なる、または意図したように表示されない問題のことです。具体的には、以下のような問題があります。


レンダリングエンジン: 各ブラウザは、HTMLやCSSを解釈して画面に表示するための独自のレンダリングエンジンを持っています。このエンジンが異なるため、同じコードでも解釈の仕方が異なり、表示結果に差が生じます。


CSSプロパティのサポート状況: CSSには様々なプロパティがありますが、すべてのブラウザが全てのプロパティをサポートしているわけではありません。新しいプロパティは、古いバージョンのブラウザでは認識されなかったり、意図したように動作しなかったりします。


JavaScriptの実装の違い: JavaScriptについても、ブラウザによって実装が異なり、同じコードでも動作が異なる場合があります。

HPのデザインが崩れる悩みを改善するには何をしたらいい?


それでは、それぞれにおいてどんな解決策があるのでしょうか?

以下で丁寧に解説していきます!

1. HTMLやCSSの記述ミス


HTMLやCSSの記述ミスは、

①ブラウザの開発者ツールでエラーを確認する。

②W3Cのバリデーションサービス(コードの文法が正しいかどうかをチェックしてくれるオンラインのサービス)で文法チェックを行い、コーディング規約に則って修正する。

③バージョン管理システム(コードの変更履歴を記録してくれるものです。もし間違えてコードを消してしまっても、前の状態に戻すことができます。)を活用することで、より効率的にミスを防ぎ、高品質なコードを維持することができます。

2.画像やフォントの読み込みエラー


画像やフォントの読み込みエラーは、画像ファイルやフォントファイルの場所が間違っていたり、ファイル自体に問題があることが原因です。この場合は、ブラウザの開発者ツールでエラーを確認し、画像やフォントのパスを正しく設定することで解決できます。

詳しくはHP制作会社に尋ねてみましょう。


フォントファイルの形式や文字コードに原因がある場合もありますが、この場合もHP制作会社に確認し、必要であれば修正を依頼しましょう。


キャッシュが残っている場合もあるため、キャッシュクリアも有効な手段です。キャッシュとは一度表示したWebページの情報を、ブラウザがパソコンやスマホの中に一時的に保存しておく機能のことです。 基本的には、「Ctrl + F5」で実行することが出来ます。

3.ブラウザの互換性の問題


同じコードなのに、ブラウザによってウェブサイトの見え方が違うのは、各ブラウザがHTMLやCSSを解釈する仕組み(レンダリングエンジン)が少し違うからです。また、使えるCSSの機能やJavaScriptの動き方もブラウザによって異なります。


具体的な対策としては、CSSの記述を標準に合わせることやレスポンシブデザインを採用する(スマートフォンやタブレットなど、様々なサイズの画面に対応できるように設計すること)等があります。これらはWEB制作会社が対応する領域となりますので、複数のブラウザを比較するなどしてチェックしてみましょう。 ブラウザによってHPが崩れたり崩れなかったりする場合、ブラウザの互換性に問題がある場合が多いです。

正しい解決方法を知らずして、HPが崩れる問題の解決は成し得ない!


この記事では、HPのデザインが崩れる原因として、HTML、CSS、JavaScriptの記述ミス、ブラウザの互換性問題、画像の最適化不足など、様々な要因を取り上げました。しかし、実際の現場では、これらの要因が複合的に絡み合って問題が発生しているケースがほとんどです。そのため、デザインの崩れを解消するためには、問題箇所を一つ一つ丁寧に特定し、最適な解決策を施すことが不可欠です。まずは、正しい原因の特定を最優先で行いましょう!