2024/10/09

WEBサイトがオフライン状態になる原因とは?

WEBサイトがオフライン状態になる原因とは?

今回は、WEBサイトがオフライン状態になってしまったときの原因や解決法について紹介します。

WEBサイトがオフライン状態になってしまうという問題は、1つの原因によってのみ引き起こされるものではありません。

その問題の下には様々な原因が潜んでおり、それらが複合的に重なり合ってこの問題を引き起こしています。

そのためWEBサイトをを見られるようにするには、様々な可能性の中で、何が原因となってるのかを正しく知り、正しい解決策を講じる必要があります!

WEBサイトがオフライン状態になる原因をつきとめましょう

まずWEBサイトが正常に表示されるまでのステップを理解していることが重要です。

以下では、ユーザーがWEBサイトを見るための基本的な流れをわかりやすく解説します。


ドメイン名の入力

まず、ユーザーはブラウザ(Google ChromeやFirefoxなど)にアクセスしたいWEBサイトのドメイン名(例:example.com)を入力します。

このドメイン名は、人が簡単に覚えられるように設定されたアドレスで、実際には特定のサーバー(物理的なコンピューター)に紐付けられています。


DNS(ドメインネームシステム)による名前解決

次に、入力されたドメイン名は、DNS(ドメインネームシステム)という仕組みによってIPアドレスに変換されます。

IPアドレスは、ドメイン名が実際にどのサーバー上にあるかを示す数値のアドレスです。

この変換を「名前解決」と呼びます。


IPアドレスを基にサーバーに接続

名前解決が完了すると、ユーザーのブラウザは得られたIPアドレスを使って、WEBサイトをホスティングしているサーバーに接続を試みます。

サーバーは通常、複数のリクエストを処理できるように構築されています。


HTTPリクエストの送信

ブラウザがサーバーに接続すると、次に「HTTPリクエスト」を送信します。これは、ユーザーが見たいWEBページのデータをサーバーに要求するプロセスです。

このステップで、通信が安全かどうかも重要です。

「HTTP」は通常の通信プロトコルですが、セキュリティが強化された「HTTPS」(Sはセキュアの意味)が使われることが推奨されており、ユーザーとサーバー間のデータが暗号化されてやり取りされます。


サーバーからのHTTPレスポンス

サーバーがリクエストを受け取ると、WEBページの内容をまとめた「HTTPレスポンス」を返します。

このレスポンスには、ページのHTML(ウェブページの構造)、CSS(デザインやレイアウト)、JavaScript(インタラクションの制御)などのファイルが含まれています。


ブラウザでのページレンダリング

レスポンスを受け取ったブラウザは、送られてきたHTML、CSS、JavaScriptを基にWEBページを画面に表示します。

この「レンダリング」と呼ばれるプロセスによって、ユーザーは実際にWEBページを見ることができるようになります。


この各ステップが正常に機能していないと、WEBサイトがオフライン状態になる原因となります。

ユーザーがサイトを見るまでのプロセスを理解することで、WEBサイトがオフラインになった際に問題がどこで発生しているかを判断しやすくなります。


以下では、WEBサイトがオフライン状態になる一般的な原因を紹介します。

WEBサイトがオフライン状態になる原因とは

上記のステップを踏まえたうえで、特に問題として起こりがちな原因を3選ご紹介します!


原因① サーバーの負荷や障害の発生

WEBサイトがオフラインになる最も一般的な原因の一つは、サーバーの負荷や障害が発生することです。

サーバーが処理能力を超えるリクエストを受け取った場合、リソースが不足し、サイトが正常に動作しなくなることがあります。

特に、急激なアクセス増加やDDoS攻撃などが原因でサーバーに過度の負担がかかると、サーバーがダウンし、WEBサイトが表示されなくなります。


原因② ネットワークの問題

サーバー自体が正常でも、ネットワークのトラブルが原因でWEBサイトがオフラインになる場合もあります。

インターネットサービスプロバイダ(ISP)側の障害や、データセンター内でのネットワーク接続の問題が発生すると、WEBサイトが利用できなくなります。


原因③ ソフトウェアやセキュリティの問題

WEBサイトのオフライン状態は、サーバー上で稼働しているソフトウェアやセキュリティ設定に起因することもあります。

たとえば、CMS(コンテンツ管理システム)やプラグインのバグ、更新時のエラーがサイトの正常な動作を妨げることがあります。

WEBサイトがオフライン状態になることを改善するには何をしたらいい?

原因を突き止められたら、次に以下の解決策を試してみましょう!


解決策① サーバーの負荷や障害の発生

負荷分散の導入

複数のサーバーでトラフィックを分散し、サーバーへの負担を軽減します。

ロードバランサーを使用することで、特定のサーバーに過剰な負荷がかからないようにできます。


スケーラブルなサーバー環境の設定

クラウドベースのサーバーを利用することで、アクセスが増加した際に自動的にリソースを拡張することが可能です。

これにより、急激なアクセス増加にも対応できます。


定期的なメンテナンス

サーバーの定期的な点検やアップデートを行い、ハードウェアやソフトウェアの故障を防ぎます。


解決策② ネットワークの問題

ネットワークの監視とトラブルシューティング 

リアルタイムでネットワークを監視するツールを導入し、問題が発生した際に迅速に対応できるようにします。

ISPやホスティングプロバイダに問い合わせて、ネットワーク障害の確認を行うことも有効です。


DNS設定の確認と管理

サイトのDNS設定が正確かどうか確認し、ドメインの有効期限が切れていないかチェックします。

適切なDNSサーバーの設定と、ドメイン更新の自動設定を行うことで、この問題を防げます。


解決策③ ソフトウェアやセキュリティの問題

定期的なソフトウェアのアップデート

CMSやプラグイン、サーバーのOSなど、使用しているソフトウェアを最新のバージョンに保ちます。

セキュリティの脆弱性が発見された場合、迅速に修正することで不具合を防ぎます。


セキュリティ設定の見直し

ファイアウォールやセキュリティソフトの設定が厳しすぎる場合、正当なリクエストまでブロックしてしまうことがあります。

セキュリティポリシーを見直し、適切なアクセスを許可する設定に変更します。


エラーログの確認と修正

サーバーやアプリケーションのエラーログを定期的に確認し、発生している問題を特定して修正します。

特に、リクエストの処理に影響を与えているバグや設定ミスを発見することが重要です。

正しい解決方法を知らずして、WEBサイトがオフラインになる問題の改善は成し得ない!

この記事では、「WEBサイトがオフラインになった」という問題の解決を目的として、原因はどんなものがあるのか、解決策は何かということについてご紹介させていただきました。

しかしながら冒頭でご説明したように、WEBサイトがオフラインになる問題は様々な条件が複合的に重なり合って起きています。

そして、WEBサイトがオフラインになる問題の解決は、その原因が何であるのか、正しい原因を特定し、正しい解決策を講じなければ達成することが出来ません!

まずは、正しい原因の特定を行いましょう!

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