2024/10/09

WEBサイトが404エラーを出す原因とは?

404エラー

皆さんは、突然「404 Not Found」のエラーメッセージに遭遇したことはありませんか?

この記事は、WEBサイトが40エラーを出す原因やその対処法について解説します。

このエラーは、リクエストされたページがサーバー上に存在しない場合に表示される一般的なHTTPエラーです。

これには様々な原因が存在しており、それらが複合的に重なり合って404エラーが生まれます。

まずは404エラーの原因を突き止めましょう!

原因をつきとめるために、まずは404エラーが出るまでのステップを理解しましょう。

以下は、404エラーが表示されるまでのステップです。


①ユーザーがURLを入力

ユーザーがブラウザのアドレスバーにURLを入力する、またはリンクをクリックすることで、特定のWebページにアクセスしようとします。 このリクエストはサーバーに送信されます。


②サーバーにリクエストが送信される

ブラウザが指定されたURLに基づいて、Webサーバーにリクエストを送信します。 リクエストは、ページが存在するかどうかを確認するためにサーバーに到達します。


③サーバーがリクエストを処理

サーバーがリクエストを受け取ると、リクエストされたページが存在するかどうかを確認します。 このとき、サーバーはURLのパスに対応するファイルやリソースを探します。


④リソースが存在しない場合

リクエストされたページやリソースがサーバー上に存在しない、または名前が変更されている場合、サーバーはそのページを返すことができません。


⑤404エラーページを返す

サーバーがリクエストされたページを見つけられなかった場合、HTTPステータスコード「404 Not Found」を返します。


このようにして404エラーメッセージが生まれており、つまり、ユーザーがURLを入力してからサーバーのリクエスト処理のステップのどこかに問題が潜んでいることになります。

さっそく、WEBサイトが404エラーを表示する原因を突き止めてみましょう!

404エラーは、リンク切れやページの削除、URLのタイプミスなど、さまざまな原因で発生します。

この記事では、その中でも特によくある原因3選を、以下で詳しく説明します!


原因①リンク切れ

リンク先のページが削除されたり、ファイル名が変更された結果、リンクが無効になってしまう現象です。

例えば、ウェブサイトがリニューアルされた際、ページの構造が変更されたり、リダイレクト設定が適切に行われていないと、 以前のリンクをクリックしても新しいページにたどり着けず、404エラーが表示されてしまいます。


原因②URLの入力ミス

ユーザーが手動でURLを入力する際のスペルミスやタイプミスも404エラーを引き起こす原因です。

URLは非常に正確である必要があるため、たとえ一文字の違いでもサーバーはリクエストされたページを見つけることができなくなります。


特に複雑なURLや、長いディレクトリ構造を持つURLの場合、間違えやすくなるため、 ユーザーにはブックマーク機能を推奨したり短縮URLを使用するなどして、エラーを防ぐ手段を提供することが役立ちます。


原因③ページやリソースの削除

ウェブサイト管理者が古いページやリソースを削除した場合、そのページにアクセスしようとすると404エラーが発生します。

サイトの運営方針変更やコンテンツの整理によってページが削除されることはよくありますが、 削除後にリダイレクト設定が行われていない場合、ユーザーはエラー画面に直面してしまいます。


また、削除されたページへのリンクが他のサイトや検索エンジン上に残っている場合も、404エラーを引き起こす可能性があります。

削除したページは適切にリダイレクトを設定するか、404エラーページをカスタマイズしてユーザーを他のコンテンツへ誘導することが重要です。


これらの原因を理解し、対応することで、ユーザーが404エラーに遭遇するリスクを軽減し、サイトのユーザビリティを向上させることができます。

原因を突き止めたら、次に以下の方法を試してみてください。

404エラーを改善するには何をしたらいい?

原因が分かったところで、それぞれについての対策をご紹介します。


解決策①リンク切れを確認する

リンク切れとは、リンク先のページが削除されたり、URLが変更されたりして存在しなくなった場合に発生します。



サイト内のリンクを確認する

ウェブサイト内で設置されているリンクを確認し、リンク先が正しく動作しているかをチェックしましょう。

サイト内のリンクが正しいページに繋がっているかどうか、定期的に確認することが大切です。


リンクチェッカーを使用する

専用のリンクチェッカーツールを使えば、サイト全体を自動でチェックし、リンク切れを見つけることができます。 これにより、手作業で確認する手間を大幅に省けます。


削除されたページにはリダイレクトを設定する

もし削除したページがリンクされている場合、適切なリダイレクト(301リダイレクト)を設定することで、ユーザーが自動的に新しいページへ移動できるようにしましょう。

これにより、エラーが発生することを防ぐことができます。


解決策②URLの入力ミスを確認する

ユーザーやサイト管理者が手動でURLを入力する際に、タイプミスや余分なスペースが原因で404エラーが発生することがあります。


URLを正確に入力する

大文字・小文字の違いや、スラッシュの有無など、細かい部分まで正確に入力する必要があります。

特に長いURLの場合は、コピーペーストを推奨します。


URLの自動補完機能を活用する

一部のブラウザやCMS(コンテンツ管理システム)では、URLの自動補完機能が搭載されており、ユーザーが途中まで入力したURLを正しいものに補完してくれる場合があります。

こうした機能を活用するのも一つの方法です。


解決策③ページやリソースの削除に対処する

ページやリソースの削除が原因で404エラーが発生するケースも多くあります。特に、ウェブサイトのリニューアルや大規模なメンテナンス中に発生しやすい問題です。これを防ぐために、以下の手順を試してください。



削除前に他のページへリダイレクトを設定

ページやリソースを削除する前に、削除予定のページに対してリダイレクトを設定しておくことが重要です。これにより、ユーザーが削除されたページにアクセスしようとした際でも、別の関連ページへ誘導できます。


404エラーページをカスタマイズする

ページが削除されてしまった場合でも、404エラーページをカスタマイズし、ユーザーに代替のコンテンツやナビゲーションを提供すると、ユーザーがサイト内で引き続き探索を続ける可能性が高まります。


古いURLを定期的に整理する

定期的にサーバーログをチェックし、ユーザーが404エラーに遭遇しているURLを特定しましょう。

特に、大規模なサイトの場合は、古いページやリソースが削除されることも多いので、リダイレクト設定や適切な代替コンテンツの提供が必要です。


この方法で404エラーを迅速に解消でき、ユーザーの利便性を向上させることができます。

404エラーの改善・防止には、正しい原因の特定が必須!

今回は、404エラーの原因や対処法について解説しました。

404エラーは、ユーザー体験を損なうだけでなく、SEOにも悪影響を与える可能性があります。

しかし、原因を突き止め、適切な対処を行うことで、エラーの発生を減らすことができます。

定期的なサイトメンテナンスとエラーの確認を怠らず、ユーザーにとって快適なウェブ体験を提供しましょう。