2024/10/08

WEBサイトがサーバーエラーを返す。その原因とは?

WEBサイトがサーバーエラーを返す。その原因とは?

今回は、WEBサイトでサーバーエラーがでた場合の原因や解決方法を紹介します。

WEBサイトがサーバーエラーを返す原因は様々です。

まずは、WEBサイトを訪れるときに、裏でどのようなプロセスが行われているのかを理解することで、サーバーエラーの原因を特定しやすくなります。


まずは原因を突き止めましょう!

WEBサイトが表示されるまでのステップとは?

URLの入力

ユーザーがウェブブラウザのアドレスバーにURLを入力し、エンターキーを押すと、ウェブサイトのリクエストが始まります。


DNSルックアップ

ブラウザは、入力されたURLを基にDNSサーバーに問い合わせを行い、ドメイン名に対応するIPアドレスを取得します。

これにより、サーバーの場所が特定されます。


サーバーへのリクエスト送信

ブラウザは、取得したIPアドレスを使ってウェブサーバーにHTTPリクエストを送信し、ウェブページのデータを要求します。


サーバーからの応答

サーバーはリクエストを受け取り、HTMLファイル、CSS、JavaScript、画像などの必要なリソースをブラウザに返します。


ブラウザによるデータの解析

ブラウザは受け取ったデータを解析し、まずHTMLを使ってページの骨組みを作成し、次にCSSでデザインを適用し、JavaScriptで動的な要素を処理します。


ウェブページの表示すべての要素が揃うと、ブラウザはウェブページを画面に表示し、ユーザーが閲覧できる状態になります。


この一連のステップのどこかでエラーが発生すると、WEBサイトが正しく表示されなかったり、サーバーエラーが返されたりします。

各ステップに問題が起こりうるため、エラーの特定と対処が必要です。

WEBサーバーエラーを返す原因

以下ではよくあるサーバーエラーを返す原因について解説します。


原因①不適切なコードやスクリプトのエラー

WEBサイトがサーバーエラーを返す最も一般的な原因の一つは、サイト内で使用されているコードやスクリプトにエラーが含まれていることです。

特に、PHPやJavaScriptといったプログラミング言語を使用しているサイトでは、コードのミスや未定義の変数などが原因でエラーが発生することがあります。


たとえば、データベースからのデータ取得時にエラーが発生したり、外部APIとの通信に失敗したりすると、 500 Internal Server Error(内部サーバーエラー)が返されることがあります。


原因②:データベースエラー

多くのWEBサイトは、データベースと連携して情報を表示しています。

データベースが正常に動作していない場合、サイトは正しく表示されず、エラーが発生することがあります。

データベース接続に失敗したり、クエリの結果が正しく返されなかった場合、サイト全体が動作しなくなることもあります。


たとえば、サーバーに負荷がかかりすぎてデータベースが応答しない場合や、設定ミスによって接続情報が誤っている場合、 500 Internal Server Errorが発生することがよくあります。


原因③ファイルの欠落や権限の問題

WEBサーバーは、リクエストされたファイル(例: HTMLファイルやCSSファイル)を正しく返す必要があります。

しかし、必要なファイルがサーバー上に存在しない、またはアクセス権限が適切に設定されていない場合、エラーが発生することがあります。


たとえば、ページの表示に必要なファイルが削除されている場合は404 Not Foundエラーが発生し、 ファイルのアクセス権限が正しく設定されていない場合は403 Forbiddenエラーが返されます。


サーバーエラーは、これらの要因によって引き起こされることが多く、それぞれに対応した適切な対処法を講じることで、問題を迅速に解決できます。

原因がわかったら、次に以下の解決法を試してみましょう。

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原因が分かったところで、それぞれについての対策をご紹介します。


解決策①不適切なコードやスクリプトのエラー

エラーログを確認

サーバーのエラーログを確認することで、どの部分のコードが問題を引き起こしているか特定できます。

PHPのような言語では、エラーが発生した場合、具体的なエラーメッセージがログに記録されています。   


デバッグモードを活用

開発環境でデバッグモードをオンにし、どこで問題が発生しているのかを可視化します。

これにより、エラー箇所や未定義の変数、関数の誤使用などを確認できます。


コードの修正

問題が特定されたら、コードを修正します。

特に、未定義の変数や誤った関数の呼び出しが原因であれば、それらを適切に修正しましょう。


解決策②データベースエラー

データベースが原因でエラーが発生している場合、接続やクエリの問題をチェックし、修正する必要があります。

特に、接続設定のミスやクエリが失敗している場合は、早急に対処することが大切です。


データベースの接続設定を確認

サーバーのホスト名、ユーザー名、パスワード、データベース名などの接続情報を確認し、正しいかどうかを再確認します。

不適切な接続情報が設定されていると、サーバーがデータベースに接続できません。


サーバーのリソース確認

サーバーのリソースが不足していると、データベースが応答しないことがあります。

サーバーのCPUやメモリ使用率をチェックし、リソースが不足している場合は、負荷を軽減するか、サーバーの性能をアップグレードしましょう。


データベースのバックアップとリストア

万が一データベースに破損がある場合は、バックアップを取ったうえで、問題のあるテーブルやデータをリストアする方法も検討します。


解決策③ファイルの欠落や権限の問題

ファイルの存在確認

サーバー上で必要なファイルが正しいディレクトリに配置されているか確認します。

ファイルが欠落している場合は、正しいバージョンのファイルを再度アップロードしましょう。


パーミッションを確認

サーバー上のファイルやディレクトリのパーミッション(アクセス権)が正しく設定されているか確認します。

例えば、読み取り専用のファイルが書き込み可能になっていたり、重要なファイルに対するアクセス権が不十分な場合は、適切なパーミッションに修正します。


404エラーの対処 404 Not Found エラーが発生している場合は、URLの指定が正しいか確認し、ページが正しくリクエストされるようにリンクを修正します。


エラーの原因に応じた対処法を迅速に行うことで、WEBサイトが再び正常に表示されるようになります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、WEBサイトでサーバーエラーがでたときの原因や対処法について解説しました。

サーバーエラーが発生した際は、慌てずに原因を一つずつ確認し、適切な対処をすることが大切です。

定期的なバックアップやモニタリングを行うことで、トラブルに備え、WEBサイトの信頼性を向上させましょう。