2024/10/07

WEBサイトがダウンしている!原因はなに?

WEBサイトがダウンしている!原因はなに?

WEBサイトがダウンすると、多くのユーザーがアクセスできなくなり、運営側にも大きな影響を与えます。

特にビジネスにとって重要なWEBサイトが突然アクセス不能になると、信頼性や収益に大きな影響を与えかねません。

そんなとき、まずは原因を特定し、適切な解決策を取ることが重要です。

この記事では、WEBサイトがダウンしている際の原因や解決法についてご紹介します。

まずはWEBサイトがダウンした原因を特定するところから!

WEBサイトを開く過程には、いくつかのステップが存在します。

ユーザーがブラウザにURLを入力するだけで簡単に見えるものの、その背後では複雑な処理が行われています。

そして、その過程の1つに問題が生じると、それがサイトのダウンを引き起こすことにつながっていきます。


①URLの入力とリクエストの送信

ユーザーがブラウザにWEBサイトのURLを入力すると、ブラウザはそのURLをもとにサーバーへリクエストを送信する準備を開始します。

URLの一部であるドメイン名(例:example.com)を元に、どのサーバーにリクエストを送るべきかが判断されます。


②DNS解決

ブラウザはまず、入力されたドメイン名を対応するIPアドレスに変換する必要があります。

この作業を行うのが、DNS(ドメインネームシステム)サーバーです。

ブラウザはDNSサーバーに問い合わせを行い、そのドメイン名に対応するサーバーのIPアドレスを取得します。

IPアドレスは、実際にWEBサイトがホストされているサーバーの場所を指し示すデジタルアドレスです。


③サーバーへのリクエスト送信

DNS解決が成功すると、ブラウザは得られたIPアドレスをもとに、指定されたWEBサーバーに接続を試みます。

この際、ブラウザはHTTP(もしくはHTTPS)リクエストを送信します。

このリクエストには、ユーザーが見たいページや関連リソースの情報が含まれています。


④サーバーの応答

サーバーがブラウザのリクエストを受け取ると、そのリクエストに基づいて処理を開始します。

指定されたWEBページや必要なリソース(画像、スタイルシート、JavaScriptなど)をサーバー内で探し、それをブラウザに送り返します。

この過程で、データベースに問い合わせたり、プログラムを実行する場合もあります。


⑤WEBページの表示

ブラウザがサーバーからの応答を受け取ると、それを解析し、WEBページとして表示します。


これらのステップを経て、ユーザーは目的のWEBサイトにアクセスできるようになります。

WEBサイトがダウンしている場合、この工程のどこかで問題が起きている可能性があります。

さっそくWEBサイトダウンの原因を突き止めてみましょう!

以下では、上に述べてきたステップの中でも、特によくある原因について3つに絞って解説します!


原因①DNS解決の失敗

WEBサイトがダウンする主な原因の一つが、DNS(ドメインネームシステム)の解決失敗です。

DNSは、ユーザーが入力したURLをIPアドレスに変換し、正しいサーバーにアクセスするためのシステムです。

このDNSが正しく機能しない場合、ブラウザはサイトの場所を特定できず、エラーメッセージが表示されます。

DNS解決の失敗は、ドメインの有効期限切れや、DNSサーバーの設定ミス、プロバイダーの障害などが原因となることが多いです。


原因②サーバーへの接続問題

WEBサイトがサーバーに接続できない場合も、サイトがダウンする大きな原因となります。

サーバーがオーバーロードしている、サーバーがダウンしている、あるいはネットワーク接続が途切れている場合、ユーザーはサイトにアクセスできません。  

サーバーへの接続問題は、ホスティングプロバイダーでのメンテナンスや、予期しないサーバーの停止など、サーバー自体の問題であることが多いです。


原因③アプリケーションのクラッシュ

アプリケーションのクラッシュも、WEBサイトがダウンする一般的な原因です。

WEBサーバー上で動作するアプリケーションやサービスが何らかの理由でクラッシュすると、サイト全体が表示できなくなります。

これには、コードのバグ、リソースの不足、ソフトウェアの互換性の問題などが含まれます。  

特に、アクセス集中による負荷や、システムのメモリが不足している場合、アプリケーションが停止してしまうことがよくあります。

このような場合、エラーログを確認し、必要に応じてサーバーを再起動したり、アプリケーションを修正したりすることが有効です。

WEBサイトのダウンを改善するには何をしたらいい?

原因が分かったところで、それぞれについての対策をご紹介します。


解決策①DNS解決の失敗

DNS設定の確認 

ドメインが正しく設定されているか、ドメイン登録が有効であるか確認します。

ドメインの有効期限が切れている場合、再登録する必要があります。


DNSキャッシュのクリア

ユーザー側やサーバー側で古いDNS情報が残っていることが原因の場合、DNSキャッシュをクリアして最新の情報に更新します。


プロバイダーに連絡

DNSの問題が解決しない場合、ドメイン登録サービスやホスティングプロバイダーに連絡して、DNS設定の確認や修正を依頼しましょう。


解決策②サーバーへの接続問題

サーバーステータスの確認

サーバーがダウンしていないか、サーバーステータスを確認しましょう。

ホスティングプロバイダーの管理パネルやサーバー監視ツールを使うと効果的です。



サーバーの再起動

サーバーに負荷がかかりすぎている場合や不具合がある場合、一度サーバーを再起動してリソースをリセットすることで、問題が解消することがあります。


ホスティングサポートに連絡

サーバーの問題が解決しない場合、ホスティング会社に連絡してサポートを依頼しましょう。

負荷分散やサーバーリソースの増強も検討できます。

解決策③アプリケーションのクラッシュ

エラーログの確認

アプリケーションのエラーログを確認し、具体的な原因を特定します。

コードのバグや設定ミスが原因であれば、修正が必要です。


リソースの増強

サーバーのメモリやCPUリソースが不足している場合、サーバーのリソースを増強するか、クラウドベースの自動スケーリング機能を利用して負荷を軽減します。


アプリケーションの再起動

簡単なクラッシュの場合、アプリケーションを再起動することで問題が解決することがあります。

再起動後も問題が続く場合は、コードの修正やソフトウェアアップデートが必要です。


これらの対策を講じることで、アプリケーションのクラッシュに対応し、WEBサイトの安定性を回復できます。

WEBサイトのダウンを復旧、再発防止を行うためには、まずは原因の詳しい特定から!

今回は、WEBサイトがダウンする原因とその解決法について紹介しました。

WEBサイトがダウンする原因は一つではありませんが、トラブル発生時に冷静に対処することで、問題を早期に解決できるでしょう。問題解決の第一歩は、正しい原因を知ることです。周りで相談できる人を見つけ、正しい解決方法を知りましょう!

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