メールが届かない場合の確認方法が知りたい | よくある質問 | AWS構築・WEBのお悩みはメディアウォーズ

まず、メールがどのようにして送受信されるのかを簡潔に説明することで、原因を探りやすくなります。

以下は、メールが届く流れをわかりやすく説明するための基本的な概要です。

メールが届くまでのステップ

1. メールの送信

メールが送信されると、まずは送信者のメールアプリ（GmailやOutlookなど）から「送信」ボタンが押されます。

送信者のメールサーバーへ接続メールアプリは送信者が使用するメールサーバー（SMTPサーバー）と通信し、送信メールをサーバーに送ります。

SMTPサーバーは、送信先のドメイン（たとえばexample.comなど）に基づいて、メールの最適なルートを設定し、送信者のメールを宛先の受信者のメールサーバーへ送る準備をします。

2. メールの配送

送信されたメールは、インターネットを通じて、宛先のメールサーバーに向かって移動します。

このプロセスでは、複数の中継サーバーを経由することがあり、通常は数秒以内に目的地に到達しますが、時にはインターネットのトラフィックやサーバーの問題で遅延が発生することもあります。

3. 受信者のメールサーバー

メールが宛先の受信者のメールサーバー（POP3/IMAPサーバー）に到着すると、そのサーバーがメールを受け取り、保管します。

この時点でメールはまだ受信者のデバイスに届いておらず、サーバー上に保管された状態です。

4. 受信者のデバイスへの配信

受信者がメールアプリを開き、メールをチェックする際、受信者のデバイス（パソコンやスマートフォンなど）はメールサーバーに接続し、サーバー上の新しいメールをダウンロード、または閲覧可能な状態にします。

これにより、受信者はメールを確認できるようになります。

では次に、よくあるメールが届かない原因についてみていきましょう。

原因①：スパムフィルターによるブロック

メールが受信者に届かない場合、一般的な原因の一つがスパムフィルターによるブロックです。

多くのメールサービスは、迷惑メールを自動的に検出し、スパムフォルダに移動する機能を備えています。

しかし、正当なメールも誤ってスパムと判断されることがあります。

原因②：メールサーバーの問題

メールの送受信は、各サービスが提供するメールサーバーを経由して行われます。

送信者または受信者のメールサーバーが何らかの障害を抱えている場合、メールが届かないことがあります。

サーバーの障害には、過負荷、メンテナンス、または一時的なダウンタイムなどが含まれます。

原因③：メールのサイズ制限

メールに添付ファイルを追加する場合、そのサイズが大きすぎると送信されないことがあります。

多くのメールサービスでは、メール全体のサイズに制限があり、その制限を超えると送信がブロックされるか、エラーメッセージが返されます。

たとえば、一般的なメールサービスでは添付ファイルのサイズが25MBまでと制限されています。

これらの原因を知ることで、メールが届かない問題の解決に向けた具体的な手順がわかりやすくなります。

原因がわかったら、次に以下の解決方法を試してみてください。

解決策①：スパムフィルターによるブロック

迷惑メールフォルダを確認

まずは迷惑メールフォルダを確認し、届いていないと思っていたメールが誤って振り分けられていないかチェックします。

もしメールが迷惑フォルダに入っている場合、迷惑メールではないことを指定し、今後その送信者からのメールが正しく受信されるように設定します。

送信者を「安全な送信者リスト」に追加

迷惑メールとして判定されないために、特定の送信者を「安全な送信者リスト」に追加しましょう。

これにより、今後のメールが迷惑フォルダに振り分けられる可能性が低くなります。

スパムフィルターの設定を見直す

迷惑メールフィルターの感度を調整することで、誤判定のリスクを減らすことができます。

フィルタリングを弱めるか、特定の条件でフィルターを無効にする設定が役立つ場合があります。

解決策②：メールサーバーの問題

サーバーの状態を確認する

送信者と受信者のどちらかが使用しているメールサーバーに障害が発生している可能性があります。

メールサービスの公式サイトでサーバーの稼働状況を確認し、障害情報がないか確認します。

また、インターネットで利用できる「メールサーバーステータス確認サービス」を使うことも効果的です。

時間をおいて再送信

メールサーバーが一時的な過負荷やメンテナンスの影響を受けている場合、問題が解消されるまで待つのがベストです。

数時間後に再度メールを送信することで、問題が解決することが多くあります。

メールプロバイダーに問い合わせる

長時間にわたるサーバー障害や設定上の問題が疑われる場合、使用しているメールサービスのサポートに問い合わせてみましょう。

メールサーバーの設定やアカウントに問題がある場合、プロバイダー側での対応が必要となることがあります。

解決策③：メールのサイズ制限

添付ファイルのサイズを確認する

まず、メールに添付したファイルのサイズが受信者のメールサービスで許可されているサイズを超えていないか確認しましょう。

一般的に、25MB以下のファイルサイズが推奨されます。

ファイルを圧縮する

大きなファイルの場合、ZIPファイルなどで圧縮することでサイズを小さくできます。

これにより、メールサイズ制限内で送信できることが多いです。

オンラインストレージを利用する

添付ファイルがサイズ制限を超える場合、Google DriveやDropboxなどのオンラインストレージサービスを利用して、ファイルを共有することも一つの方法です。

ファイルのリンクをメールに挿入し、受信者がそこからダウンロードできるようにしましょう。

いかがでしたでしょうか。

今回は、メールが届かない場合の原因や確認方法について解説しました。

これらの解決策を試すことで、メールが届かない原因を解消し、スムーズにコミュニケーションを取ることができます。

各問題に対して適切な対策を講じることが、メールの送受信を正常に行うための第一歩です。