2025/05/09

LCPが長く、ページの読み込みが遅い

WEBトラブル

ページの読み込みが遅いと、ユーザーの体験が大きく損なわれます。

その中でも特に重要なのがLCP(Largest Contentful Paint)という指標で、これはウェブページの最も大きなコンテンツが画面に表示されるまでの時間を測ります。

LCPが遅いと、ページが完全に表示されるまでに時間がかかり、訪問者がストレスを感じてしまうことになります。


この記事では、LCPが長くなってしまう原因と、その改善方法について解説します。

画像や動画の最適化、CSSやJavaScriptの読み込みの工夫、そしてフォントの管理方法など、実践的な解決策を紹介していきます。

これらの対策を取り入れることで、ページの表示速度を大幅に改善できるので、ぜひ試してみてください。

LCPについて理解しよう

LCP(Largest Contentful Paint)は、ユーザーがウェブページを読み込んだ際に、最も大きなコンテンツ要素(画像やテキストブロックなど)が画面に表示されるまでの時間を測定する重要な指標です。

LCPが長くなる原因を探るためには、その通常の流れと影響を理解することが必要です。


ページリクエストとDNS解決

ウェブページが読み込まれる過程の最初は、ブラウザがURLに基づいてDNS(ドメインネームシステム)を使用してサーバーのIPアドレスを調べるところから始まります。

DNS解決に時間がかかると、LCPにも影響を与えることがあります。

特に、DNSサーバーの応答が遅い場合や、サーバーが混雑していると、ページ全体の読み込み時間が長くなります。


TCP接続とTLSハンドシェイク

次に、ブラウザはサーバーと通信するためにTCP接続を確立します。

HTTPS通信を使用している場合、さらにTLS(Transport Layer Security)ハンドシェイクが行われ、接続の暗号化が行われます。

これらのプロセスにも時間がかかることがあり、特に遅いネットワーク環境ではLCPが遅くなる可能性があります。


HTMLコンテンツの読み込み

ブラウザがサーバーと接続した後、最初にHTMLコンテンツが送信されます。

HTMLにはページの構造が含まれており、外部リソース(CSS、JavaScript、画像など)の読み込み指示も記述されています。

HTMLの読み込みが遅れると、次のリソースが遅延し、最終的にLCPも遅くなります。


リソースの読み込みとCSSの適用

HTMLの読み込み後、ブラウザはページに必要な外部リソース(画像、CSSファイル、JavaScriptファイル)を順次読み込みます。

この過程で、特に大きな画像や動画、JavaScriptの重い処理などがLCPに影響を与えることがあります。

例えば、画像が遅れて読み込まれると、それがLCPとなるため、表示されるまでに時間がかかり、結果的にLCPが遅くなります。


LCPの測定

LCPは、ウェブページが読み込まれ、最も大きなコンテンツ要素(通常は画像やテキスト)が画面上に完全に表示される瞬間を測定します。

ここで重要なのは、LCPを構成する「最も大きなコンテンツ要素」のサイズと、表示までにかかる時間です。

例えば、非常に大きな画像が遅延して表示されると、LCPが長くなる原因になります。


レンダリングと最適化

ページがすべてのリソースを読み込んだ後、ブラウザはレンダリングを行い、ユーザーにページを表示します。

この段階で、CSSが適用され、JavaScriptが実行されます。

リソースの最適化が行われていない場合、大きなリソースの読み込みが遅れ、LCPが延びてしまいます。


LCPが遅くなる原因は、ページ全体の読み込みプロセスで発生する遅延が関係しています。

次に、よくあるLCPが長く、ページの読み込みが遅い原因をいくつかご紹介します。

LCPが長く、ページの読み込みが遅い原因

原因① 大きな画像やメディアファイルの遅延

ページの最も大きなコンテンツが画像や動画である場合、それらのメディアファイルが読み込まれるまでに時間がかかることがあります。

特に、高解像度の画像やサイズが大きなメディアファイルは、読み込みに時間がかかり、結果としてLCPが遅くなります。

大きな画像やメディアファイルがLCPの対象になると、それがページ全体の表示速度に影響を与えるため、ユーザーがコンテンツを見るまでに長い時間がかかります。


原因② CSSやJavaScriptのブロッキングリソース

CSSやJavaScriptは、ページのレイアウトや機能に大きく関わる重要なリソースです。

しかし、これらのリソースが「ブロッキングリソース」として扱われると、ブラウザがその処理を完了するまでページのレンダリングが遅延してしまいます。

特に、CSSの読み込みが完了するまでに時間がかかると、ページのビジュアルが完全に表示されるまでの時間が長くなり、LCPに影響を与えます。


また、JavaScriptが同期的に実行される場合も、スクリプトが読み込まれるまでページの表示が遅れ、LCPが延びてしまいます。


原因③ 重いフォントの読み込み

Webフォントは、ページのテキストにスタイルを適用するために使用されますが、フォントの読み込みが遅れると、ページ内のテキストが表示されるのが遅くなります。

特に、カスタムフォントや外部フォントサービス(Google Fontsなど)を使用している場合、フォントが読み込まれるまでに時間がかかり、LCPが長くなります。

テキストがフォントによって完全に表示される前にLCPが測定されるため、フォントの読み込みが遅いと、全体のページのパフォーマンスに悪影響を与えることになります。


これらの原因を特定し、最適化することで、LCPを短縮し、ページの読み込み速度を改善することができます。

次に、これらの原因に対する具体的な対処法を解説します。

LCPが長く、ページの読み込みが遅いことを改善するには何をしたらいい?

解決策① 大きな画像やメディアファイルの遅延

大きな画像やメディアファイルがページの読み込み速度に影響を与えている場合、これらを最適化することが非常に重要です。

まず、画像の圧縮を行い、ファイルサイズを減らすことが基本です。

さらに、最新の画像フォーマット(例:WebPやAVIF)を使用すると、品質を保ちながらファイルサイズを小さくすることができます。


また、画像や動画に「遅延読み込み(Lazy Loading)」を実装することで、ユーザーがスクロールしてそれらのコンテンツが画面に表示される直前に読み込むことができます。

これにより、初期表示が速くなり、LCPが改善されます。


解決策② CSSやJavaScriptのブロッキングリソース

CSSの最適化

重要なスタイルのみをインライン化

上位の重要なスタイル(例えば、ページレイアウトに必要なCSS)をHTMLにインラインで埋め込むことで、早期にレンダリングできます。


非同期または遅延読み込み

非表示のスタイルや、初期表示には不要なCSSファイルを遅延読み込みすることで、ページの最初の描画を迅速に行うことができます。


JavaScriptの最適化

非同期読み込み(async)

JavaScriptを非同期で読み込む設定を行うと、ページの初期表示に影響を与えずにスクリプトを実行できます。


遅延実行(defer)

JavaScriptファイルを遅延実行することで、HTMLの解析が完了した後にスクリプトを実行させ、ページ表示を早めることができます。


解決策③ 重いフォントの読み込み

フォントの遅延読み込み

フォントが完全に読み込まれる前に、フォントの代わりにデフォルトフォント(フォールバック)を表示させることができます。

これにより、ユーザーはフォントが読み込まれるまで待つことなく、テキストをすぐに閲覧できます。

`font-display: swap` をCSSで設定することで、フォントが遅れて読み込まれても、コンテンツがすぐに表示されるようにできます。


必要なフォントのみを読み込む

ページに必要な文字セットやスタイルだけを読み込むことで、フォントの読み込みを効率化できます。

不要なフォントや文字セットを削除することにより、ファイルサイズを減らし、読み込み速度を改善できます。


フォントの最適化

Webフォントのファイルサイズが大きい場合、フォントを最適化して読み込むことでパフォーマンスを向上させることができます。

例えば、フォントのサブセットを作成し、必要なグリフのみを含めることが有効です。


これらの解決策を実施することで、LCPを短縮し、ページの読み込み速度を向上させることができます。

まとめ

LCPが長く、ページの読み込みが遅い原因とその解決法について解説しましたが、いかがでしたか?

原因を理解し、適切な改善策を講じることで、ページの読み込み速度を大幅に向上させることができます。

ユーザーにとって快適な体験を提供するためには、画像やメディアファイルの最適化、CSSやJavaScriptの非同期処理、Webフォントの効率的な読み込みが重要です。

これらの手順を実践することで、サイトのパフォーマンスを向上させ、訪問者の離脱を防ぐことができます。

ぜひ、今日ご紹介した方法を実行し、より速く、快適なウェブサイトを目指していきましょう!