2025/06/05

パソコンの電源が入らない

パソコンの電源が入らない



パソコンの電源が入らないと、急に何もできなくなって困ってしまいますよね。

その原因を突き止めるには、まず「電源がどうやって入るのか」を知っておくことが大切です。

パソコンの電源が入る仕組みを理解することで、問題がどこで起きているのかが見えてきます。


この記事では、デスクトップパソコンを例に、電源が入るまでの基本的な流れと、電源が入らない場合に考えられる原因について詳しくご紹介します。

これを読んで、パソコンのトラブルシューティングを少しでもスムーズに進められるようにしましょう。



パソコンの電源が入る仕組みを知ろう



パソコンの電源が入らない原因を探るには、まず「電源が入る仕組み」を知っておくことが大切です。

ここでは一般的なデスクトップパソコンを例に、電源投入から起動までの基本的な流れを見ていきましょう。


最初のステップは、コンセントからの電力供給です。

パソコン本体は電源ケーブルを通じて電源ユニット(電源ボックス)に電力を受け取ります。

この電源ユニットが、家庭用の交流電源(AC)をパソコン内部で使える直流電源(DC)に変換し、各パーツへ分配します。


次に、電源ボタンを押すことで、マザーボードの「電源オン信号(Power-On)」が作動し、システム全体が起動します。

この時点で冷却ファンが回り始めたり、LEDが点灯するなど、目に見える動作が現れます。


その後、マザーボード上の「BIOS(またはUEFI)」が立ち上がり、CPUやメモリ、ストレージといった各部品の動作を確認。

異常がなければ、OS(WindowsやmacOSなど)の読み込みに移行します。

OSが正常に起動すれば、パソコンの使用が可能になります。


つまり、電源が入らない場合には、これらの複数のポイントで不具合が起きている可能性があります。

原因を特定するためには、どの段階で止まっているかを見極めることが重要なのです。

次に、よくあるパソコンの電源が入らない原因をいくつかご紹介します。




パソコンの電源が入らない原因



原因①:電源供給のトラブル

もっとも多いのが、電源自体がパソコンに届いていないケースです。

たとえば、電源ケーブルが抜けかけていたり、電源タップのスイッチがオフになっていたりするだけでも、パソコンは起動しません。


また、延長コードや電源タップの故障、ブレーカーが落ちているなど、家庭側の電源供給に問題があることもあります。


ノートパソコンの場合は、ACアダプターやバッテリーの劣化・故障も要チェックです。


原因②:周辺機器やアクセサリの影響

意外と見落としがちなのが、USB機器やSDカード、外付けHDDなどの周辺機器が原因で起動できなくなるパターンです。

これらの機器がBIOSレベルでの起動に干渉することがあり、画面が真っ暗なままフリーズしてしまうこともあります。


原因③:マザーボードや内部パーツの不具合

電源ボタンを押しても、ファンが少しだけ回って止まる、またはまったく反応しない場合は、マザーボードや内部パーツに不具合がある可能性があります。

主な原因としては、以下のようなことが考えられます。


マザーボードの故障やショート  

メモリの接触不良  

CPUの過熱による保護機能の作動  

電源ユニットの経年劣化  


これらは専門的な知識や工具が必要になることもあるため、無理せずパソコン修理の専門店やメーカーサポートに相談するのが安心です。


次に、これらの原因に対する具体的な対処法を解説します。



パソコンの電源が入らない問題を改善するには何をしたらいい?




解決策①:電源供給のトラブル

まずは電源がきちんと届いているかを確認しましょう。


コンセントの確認

別のコンセントに差し替えてみてください。他の家電が動くかどうかもチェックしましょう。


電源ケーブルの再接続

パソコン本体と電源ケーブルの接続を一度抜いて、しっかり差し直します。

ノートパソコンなら、ACアダプターを取り替えてみる、バッテリーを一度外して数秒待ち、再装着するのも効果的です。


電源ボタンの反応確認

長押し(5秒以上)でリセットされる機種もあるため試してみましょう。


これらを試しても反応がない場合は、電源ユニットの故障が疑われます。


解決策②:周辺機器やアクセサリの影響

周辺機器が起動の妨げになっていることがあります。

以下の手順で確認しましょう。


USB機器やSDカードをすべて外す  

外付けHDDやプリンターなども取り外す

最小構成(本体と電源ケーブルのみ)で起動を試みます。


これで電源が入るようなら、接続していた周辺機器のいずれかが原因です。

1つずつ接続しながら、再発するかどうか確認しましょう。


解決策③:マザーボードや内部パーツの不具合

内部に問題がある場合、無理にいじるのは避けたいところですが、いくつかの簡単なチェックなら可能です。


メモリの抜き差し

静電気に注意しつつ、メモリを一度外し、再度しっかり差し込みます。


マザーボードのLEDやビープ音

起動時のLED点灯やビープ音がある場合は、取扱説明書でエラー内容を確認できます。


CMOSクリア(マザーボードの設定リセット)も有効な場合がありますが、やや上級者向けです。


それでも改善しない場合は、マザーボードや電源ユニット、CPUなどのハードウェアが故障している可能性が高いため、修理業者やメーカーサポートへの相談をおすすめします。


パソコンの電源が入らない問題を改善するには何をしたらいい?




まとめ



パソコンの電源が入らない原因とその解決法について解説しましたが、いかがでしたか?

原因はさまざまですが、どの段階で問題が発生しているのかを特定することが重要です。

今回ご紹介した方法を試しても解決しない場合は、無理に自分で修理を試みず、専門家に相談することをおすすめします。

パソコンは私たちの生活に欠かせない道具ですから、トラブルがあっても焦らず冷静に対処しましょう。

問題を早期に発見し、適切に対処すれば、パソコンの寿命も延ばせるかもしれませんよ。


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