2025/06/22

パソコンがネットワークに接続できないトラブル

ネットワーク

パソコンで突然インターネットに接続できなくなった経験、ありませんか?

「さっきまで使えていたのに…」と戸惑う人も多いでしょう。

ネットに繋がらないだけで、仕事や調べ物、動画視聴までストップしてしまい、かなり不便ですよね。

でも、落ち着いてひとつずつ原因を探れば、意外とすぐに直ることもあります。


このページでは、ネットワークに接続できないときによくある原因と、その具体的な対処法をわかりやすくご紹介します。

初心者の方でも実践できる内容なので、ぜひ参考にしてみてください!

ネットワークに接続する際の流れ

パソコンがネットワークに接続できないトラブルが発生した場合、まずは接続の流れを理解することが重要です。

ネットワーク接続は、以下の段階を経て行われます。


1. ハードウェアの接続

パソコンがネットワークに接続するためには、まず物理的な接続が必要です。

無線LAN(Wi-Fi)を使用する場合は、Wi-Fiアダプタが有効であること、適切なアクセスポイントに接続されていることを確認します。

有線接続の場合は、LANケーブルが正しく接続されているかを確認します。


2. IPアドレスの取得

次に、パソコンはネットワークに接続するためにIPアドレスを取得します。

通常、これには「DHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)」が使用され、ネットワーク内のルーターやサーバーが自動的にIPアドレスを配布します。

もしDHCPサーバーに問題があると、パソコンはIPアドレスを取得できず、接続できません。


3. DNSサーバーとの通信

IPアドレスが取得できた後、次はDNS(Domain Name System)サーバーにアクセスして、ウェブサイトのURL(例:www.example.com)をIPアドレスに変換します。

DNSサーバーが正しく動作していない場合、インターネット上のウェブサイトにアクセスできません。


4. インターネットゲートウェイへの接続

次に、パソコンはローカルネットワーク内でデータを転送するための「ゲートウェイ(ルーター)」に接続します。

ゲートウェイがインターネットとローカルネットワークをつなげる役割を果たします。

この部分に問題があると、インターネットへの接続ができません。


5. 接続の確認

すべての手順が正常に進んだ場合、最後にパソコンはインターネット上のサーバーに接続し、通信が開始されます。

通信が確立されると、ウェブブラウザやアプリケーションがインターネットを利用できるようになります。


パソコンがネットワークに接続できない場合、ハードウェア接続、IPアドレスの取得、DNSの設定、ゲートウェイの接続など、いくつかの要素に問題が発生している可能性があります。

それぞれの段階を確認することで、問題の特定と解決に繋がります。

次に、よくあるパソコンがネットワークに接続できない原因をいくつかご紹介します。

パソコンがネットワークに接続できない原因

原因①:IPアドレスの取得失敗

ネットワーク接続には、パソコンが正しいIPアドレスを取得する必要があります。

通常、IPアドレスはネットワーク内のDHCPサーバー(ルーターなど)が自動で配布します。

しかし、DHCPサーバーが正常に動作していない場合、パソコンはIPアドレスを取得できず、接続ができなくなります。

これにより、インターネットやローカルネットワークにアクセスできなくなるのです。


原因②:DNS設定の不具合

DNS(ドメインネームシステム)は、ウェブサイトのURLをIPアドレスに変換する役割を担っています。

もしDNSサーバーが正常に機能していない、または設定が誤っている場合、インターネットに接続してもウェブサイトを開くことができません。

このような場合、URLを入力してもページが表示されないことがあります。


原因③:ネットワークドライバの不具合

パソコンのネットワークアダプタが正常に動作するためには、ドライバが正しくインストールされ、最新の状態である必要があります。

もしドライバが古かったり、破損していたりすると、ネットワーク接続に問題が発生します。

特に、新しいOSへのアップデート後や、ドライバの更新を怠っている場合にこの問題が発生しやすくなります。


これらの原因が解消されることで、パソコンはネットワークに正常に接続できるようになります。

次に、これらの原因に対する具体的な対処法を解説します。

パソコンがネットワークに接続できないことを改善するには何をしたらいい?

解決策①:IPアドレスの取得失敗

ルーターの再起動  

ルーターに一時的な不具合が発生している場合、再起動することで正常にIPアドレスが配布されることがあります。

   

IPアドレス設定の確認

パソコンのIPアドレス設定が「自動取得」になっているか確認しましょう。

手動設定をしている場合は、設定が正しいか再確認する必要があります。

   

コマンドプロンプトを使った手動設定

もし自動取得がうまくいかない場合は、コマンドプロンプトで「ipconfig /release」および「ipconfig /renew」を実行して、IPアドレスを再取得できます。


解決策②:DNS設定の不具合

DNSサーバー設定の確認

パソコンのDNS設定が正しいか確認します。

通常は、ISP(インターネットサービスプロバイダー)のDNSサーバーを使用しますが、問題が続く場合はGoogleのパブリックDNS(「8.8.8.8」や「8.8.4.4」)に設定を変更してみましょう。

   

DNSキャッシュのクリア

DNSキャッシュが原因でインターネットにアクセスできない場合があります。

コマンドプロンプトで「ipconfig /flushdns」を実行して、DNSキャッシュをクリアしてから再試行します。


ルーターのDNS設定確認

ルーター側のDNS設定が誤っている場合もあります。

ルーターの管理画面にアクセスし、DNS設定を確認してみましょう。


解決策③:ネットワークドライバの不具合

ドライバの更新  

デバイスマネージャーからネットワークアダプタを選択し、ドライバを最新のものに更新します。

これにより、最新のドライバによる安定した接続が可能になります。

   

ドライバの再インストール

もし更新しても解決しない場合、ドライバを一度アンインストールしてから再インストールすることで、ドライバの不具合を解消できることがあります。


ドライバの互換性確認

ドライバが新しいOSに対応していない場合、互換性のあるバージョンをインストールする必要があります。

メーカーのウェブサイトで対応バージョンを確認し、適切なドライバをインストールしましょう。


これらの解決策を実行することで、パソコンのネットワーク接続の問題を解消できることが多いです。

まとめ

パソコンがネットワークに接続できない原因とその解決法について解説しましたが、いかがでしたか?

パソコンがネットワークに接続できないと、焦ってしまいがちですが、原因をひとつずつ確認していけば、落ち着いて対処することができます。

IPアドレスやDNSの設定、ドライバの状態など、チェックポイントは限られているので、今回ご紹介した方法を参考にしてみてください。

それでも解決しない場合は、無理をせず、専門のサポートに相談するのも大切です。

ネット環境が安定すれば、日々の作業や趣味もストレスなく楽しめるはずです。

問題を乗り越えて、快適なネットライフを取り戻しましょう!

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