2025/06/23

パソコンのネットワークアクセスが不良

ネットワークアクセス

インターネットに突然つながらなくなったり、ページの読み込みが遅くなったりすると、つい焦ってしまいますよね。

でも、そんなときこそ落ち着いて。パソコンがインターネットにアクセスするには、いくつかのステップがあり、そのどこかに不具合があると通信がうまくいかなくなります。


この記事では、ネットワークアクセスが不良になる原因をやさしく解説しながら、それぞれに応じた具体的な解決策をご紹介します。

「とりあえず再起動」だけでは直らない不調も、ポイントを押さえて対処すればスムーズに改善できるかもしれませんよ。

パソコンのネットワークアクセスの流れとは?

パソコンがインターネットにアクセスする際、その通信は複数のステップを経て行われます。

ネットワーク不良の原因を探るには、まずその基本的な流れを理解することが重要です。


まず、パソコン内のアプリ(ブラウザやメールソフトなど)がインターネットにアクセスしようとすると、OS(オペレーティングシステム)がネットワーク接続を管理します。

このとき、まずはパソコンが無線LAN(Wi-Fi)や有線LANを通じて、家庭や職場のルーターに接続されている必要があります。


次に、ルーターはインターネットとパソコンの橋渡し役として働きます。

ルーターはモデムを介してインターネット回線(光回線やケーブルなど)につながっており、外部との通信を仲介します。


その後、パソコンはまず「DNS(ドメインネームシステム)」を使って、アクセスしたいウェブサイトのURL(例:www.google.com)をIPアドレス(例:142.250.196.132)に変換します。

このDNSの問い合わせもネットワークが正常でなければ失敗します。


IPアドレスが分かると、パソコンは目的のサーバーと通信を開始し、ウェブページやデータを取得します。


この一連の流れのどこかに問題があると、「ネットワークに接続できない」「ページが表示されない」といったトラブルが発生します。

原因を特定するには、接続の各段階(Wi-Fi接続、ルーター、DNS、外部サーバー)を一つずつ確認することがカギになります。

次に、よくあるパソコンのネットワークアクセスが不良になる原因をいくつかご紹介します。

パソコンのネットワークアクセスが不良になる原因を突き止めましょう!

原因①:ルーターやモデムの不具合

最初に確認したいのは、ルーターやモデムなどの通信機器です。

これらはインターネットとパソコンをつなぐ橋渡し役。長時間の稼働や電波の干渉、熱の影響などで不調になることがあります。


原因②:DNSエラーやIPアドレスの重複

DNSとは、Webサイトの名前(例:www.google.com)を数字のIPアドレスに変換してくれる仕組み。

DNSに問題があると、アクセス先が見つからず、通信が途切れます。


また、同じネットワーク内で複数の機器が同じIPアドレスを使おうとすると「IPアドレスの重複」というエラーが発生し、ネットワークに接続できなくなることがあります。


原因③:Windowsやドライバの不具合

意外と見落としがちなのが、パソコン本体の問題。特にWindowsの更新やネットワークドライバの不具合が原因で、接続が不安定になるケースがあります。

Windows Update後に不調が起きた場合は、一時的に更新を戻したり、ネットワークアダプターのドライバを再インストールすると改善することがあります。


また、ネットワーク設定を初期化する「ネットワークのリセット」も効果的です。


次に、これらの原因に対する具体的な対処法を解説します。

パソコンのネットワークアクセスが不良になることを改善するには何をしたらいい?

解決策①:ルーターやモデムの不具合

まず試したいのが、ルーターやモデムの再起動です。

これらの機器は一時的に不調になることがあり、電源を一度切って数十秒待ち、再度入れ直すだけで復旧することがあります。


また、Wi-Fiの場合は接続先のSSID(ネットワーク名)が正しいか、パスワードが間違っていないかも確認しましょう。

ルーターの位置が悪い場合は、電波が届きやすい場所へ移動させるのも効果的です。


解決策②:DNSエラーやIPアドレスの重複

DNSエラーの場合は、DNS設定を変更することで改善することがあります。

おすすめは「Google Public DNS(8.8.8.8/8.8.4.4)」などへの変更です。

設定は「ネットワークと共有センター」から行えます。


また、IPアドレスの重複が疑われる場合は、パソコンのIPアドレスを一度リリースし、再取得するコマンド(`ipconfig /release` → `ipconfig /renew`)を実行することで解消することがあります。


解決策③:Windowsやドライバの不具合

Windowsの更新直後に不調が起きた場合は、復元ポイントを使って更新前の状態に戻すのが有効です。


また、ネットワークアダプターのドライバが古い、または破損している可能性もあるため、「デバイスマネージャー」からドライバを更新または再インストールしてみましょう。


さらに、設定のリセットを行う「ネットワークのリセット機能」(設定 → ネットワークとインターネット → 状態)も効果的な対処法の一つです。

まとめ

いかがでしたか? 

パソコンのネットワークアクセス不良は、ちょっとしたトラブルからシステム的な問題まで、さまざまな原因が潜んでいます。

でも、今回ご紹介したように、順を追って確認すれば、自分で改善できるケースも少なくありません。

「ネットがつながらない=故障」とあきらめる前に、まずは落ち着いてチェックしてみましょう。

それでも解決しない場合は、無理せず専門業者に相談するのも一つの方法です。

快適なネット環境を保つために、日ごろから機器の状態や設定にも気を配っておきたいですね。

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